天つ河






私の歯車が狂い始めたのは

あなたに出会ってしまったから



私の歯車が壊れてしまったのは

あなたと離れてしまったから



あなたと紡いだ御伽話は

もう綴られることはない



だから私はたぐり寄せる

細く弱く儚い糸を



一度は強く想いながらも

絡みあって もつれてしまったこの糸を

ゆるりゆるりと手繰り寄せる



過去の幸せに思いを馳せると

あなたという濁流に

この想いと共に流されてしまうから

私は先を見続ける

再び出会うその時を

川面に袖を濡らしながら

涙に頬を濡らしながら



幾多の思念と欲望が絡んでできた

この糸のおわり

あなたへ続いていると信じながら

深き水底から引き寄せる



その糸の名は運命さだめ

私は運命という糸を紡ぐ紡人つみびと



星の河に阻まれながら

この指先で 運命を紡ぐ


天つ川の岸辺にて






※−−※−−※−あ と が き−※−−※−−※



ズバリ七夕です!!