傷 口
ポッカリと開いてしまった心の穴を埋めるように
安っぽい優しさにしがみついてみても
結局傷口を増やすだけで
癒されもしないし満たされもしない
それでもまだあなたを求めてしまうのは
貰った優しさが大きすぎたから
引き寄せられた腕の力強さと
紡がれる甘い言葉と
交わってしまった切ない視線と
今はもう触れることすら叶わないその髪に
また広がった傷口を
今度は何で癒そうか